採用面接は開始10秒が勝負?
数秒間の振る舞いが合格・不合格の鍵を握っている
初対面の人に対しての第1印象が作られるまでの時間は8秒~10秒程度と言われています。そして、第1印象で作られたイメージはなかなか変わらずに、その後のイメージの8割を占めるという心理学の研究結果もあります。つまり、短期決戦の採用面接では入室から数秒間の振る舞いが採用・不採用のカギを握っているのです。
採用面接の入室時のポイントを抑えて好印象を勝ち取りましょう。
最初の関門はドアのノック?
採用獲得のためのノックの重要性
医療職や介護職の採用を担当している面接官の方に伺うと、ノックをしないで入室される方が結構いらっしゃるそうです。
もちろんそれはアウトです。当たり前ですが、ノックをして「どうぞ。」という声がしてから入室しましょう。
ところで、ノックに国際基準があるのをご存じでしょうか。
ノック2回 ⇒ トイレ
ノック3回 ⇒ 家族や友人等の親しい間柄
ノック4回 ⇒ 礼儀が必要な相手
この基準であれば、もちろん採用面接であればノックは4回ですよね。
もしかしたら面接官の方は国際基準は知らないかもしれません。事実、私も調べるまでは知りませんでした。しかし、それでも4回リズムよくノックをされますと面接官としても「落ち着いた方だな。」という印象を持つのは確実です。そして面接に臨む側としても、こういったルーティンを行うことは、面接室に入る前の緊張を解消する効果もあります。
そして「どうぞ」の声が聞こえたらドアを開け、「失礼します。」とお辞儀をしてからゆっくりと入室します。ここまでで大体10秒位でしょう。面接官には「お、落ち着いた方が来たな。」という第1印象がインプットされていることでしょう。
簡単なことの様に思えるかもしれませんが、採用面接はとても緊張する場です。普段であれば当たり前にできることで失敗する場合も多くあります。
採用面接での緊張を解消して、良い第1印象をゲットするためにもこんなルーティンを意識してみてください。