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介護転職面接で『採用される志望動機』の書き方
~現役介護面接官に訊く面接対策~

【介護転職】履歴書の志望動機の重要性

インターネットの文例を鵜呑みにするのは危険!


インターネットを検索すると志望動機の書き方や文例がたくさん出てきます。果たしてこれは本当に面接官に響く志望動機なのでしょうか。どこがダメなのか、よく見るインターネットの文例を上げて考えてみましょう。

【介護転職 未経験の人の文例】
『以前より関心のある介護の仕事につきたいと考えていました。先月に介護職員初任者研修を受講いたしました。未経験からのスタートで、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、先輩方からしっかりと学び、早くご利用者さまのお役に立てるよう邁進したいと考えております。』

【介護面接官から見てダメな理由】
これは面接官の価値観以前の問題です。介護業界への転職動機であって我社への転職動機ではありません。
経験豊富な面接官ならすかさず、「それではどうしてたくさんある介護企業の中から当社を選んでくださったのですか?」と質問されます。


【介護転職 主任からスキルアップの文例】
『ご利用者の方々が、住みなれた地域で安心してに暮らしていけるよう地域密着型のサービス提供をしている御社の経営方針に深く共感しています。前職では、主任として主に現場のリーダーとして様々な実務面の調整に携わってきましたが、ゆくゆくは施設長を目指してマネジメント業務に注力し、職員の先頭に立って活躍できるよう努力していきたいと思います。』

【介護面接官から見てダメな理由】
管理職枠での募集出ない限り、「管理職を目指している」は確実に面接官に構えられます。
そもそもあなたが管理職を目指していることと、面接官が採用したいと思っている人物像は合致するのでしょうか?
面接の段階でいきなり管理職や施設長などのフレーズはNGです。
積極性をアピールしたいのであれば、ケアの面での活躍を話すべきでしょう。


【介護転職 これを勉強してきましたの文例】
デイサービスの生活相談員として、主に利用者様の支援計画の作成やサービス利用の相談業務に携わっています。
私が大切にしていることは利用者様・ご家族様の想いに耳を傾ける「傾聴」です。相手の話しやすい環境をつくり、本音を引き出すため、心理学の勉強もしました。

【介護面接官から見てダメな理由】
勉強熱心で良い人材だと捉えられる可能性もありますので完全に間違いとは言えません。
ただし、介護面接官は現場経験のある専門職のケースが多いです。面接官の中にその分野の専門職や勉強している人が居た場合は厄介です。確実に突っ込んで聞かれます。
「それでは傾聴をするための技法について詳しく説明してください。」と訊かれるかもしれません。

緊張している採用面接の中で簡潔に答えられるでしょうか?

その自信がない場合は専門用語を使ってのアピールは避けるべきです。

【介護転職】結局良い志望動機って何なの? 企業研究の勧め

(当たり前ですが)採用面接を受ける法人や施設の情報をしっかりと調べることです。


まずは”インターネットに落ちている文例”を使わないことです。

「そんな事言ったって志望動機が浮かばないから困っているんだ!!」という人がいるかもしれません。

そうなんです。転職を希望していながら、圧倒的に転職先の情報を知らないケースが多いのです。
転職先の情報を調べることを『企業研究』と言います。
介護転職ではこの『企業研究』が全く行われていないのです。
ひどい場合は「紹介会社に勧められて・・・」なんて面接で話してしまう方もいると訊きます。

ただ、逆に考えると、企業研究をしてそれを志望動機に書けばそれだけであなたは高評価をゲットできるのです。

介護転職における企業研究はたった2つのことをすれば完璧です。

その方法は次回のコラムでお伝えしたいと思います。

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