ライドシェアの背景
タクシードライバー不足の深刻化
日本では、タクシー運転手になるために２種免許が必須です。
２種免許を持たない個人が有料で客を運ぶことは「白タク」と呼ばれ、
道路運送法で原則禁止されてきました。
しかし、コロナの影響やタクシー運転手の高齢化に伴い、
タクシー運転手の数が大幅に減ってしまいました。
そのため、各地でタクシー不足になり、
観光地でもなかなかタクシーが捕まえられないなど社会問題となっています。
特に、観光地を抱える自治体などから、
ライドシェアの解禁を求める動きが活発になってきています。
一方、タクシー会社からの反対も強く、
ライドシェア解禁に関する議論は長引いています。
今回の動き
政府は、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、
来年４月から大幅に解禁する方針を固めたようです。
今年度内に新たな制度を設け、タクシー会社の運行管理のもと、
タクシーが不足する地域や時間帯に限って、
個人が有料で客を運ぶことを認める形になりそうです。
具体的には・・・
タクシー人材不足により、運転手を十分に確保できなくなっているため、
新制度では、タクシー会社が普通免許を持つ一般ドライバーを活用できるようにし、
タクシー不足の解消を図ることを目指すようです。
タクシー会社の配車アプリのデータを活用して、
運転手が足りない地域や時間帯について、
一般ドライバーで補うことを認めるような流れになる見込みです。
問題となっていた安全面に関しても、
タクシー会社が運転手の教育や、車両整備の管理などを担う方向で進められているようです。
今後の動きにも注目です！
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