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社会人としてNGな敬語の使い方

引き続き社会人としてNGな敬語の使い方事例をお伝えします。

❹よろしかったでしょうか？⇒ 相手の意思を確認する時に使う言葉ですが、意味は分かりますが、なぜ過去形なのでしょう？ 確認するのは「今」のことですから過去形で質問するのは間違っています。一見へりくだった言い方に聞こえますが使わないようにしましょう。
【例1】✖ こちらの商品でよろしかったでしょうか？ 〇 こちらの商品でよろしいでしょうか？

❺わかりました ⇒ 「わかりました」は丁寧語ですが「了承する」という意味があるため目上の人に対して使うのは避けた方が無難です。
【例1】上司からの報告に対して・・・✖ わかりました　〇 承知いたしました
【例2】お客様から注文があった場合・・・✖ わかりました　〇 ご注文承りました

❻～になります ⇒ 「～になります」は丁寧な語尾のように感じて、つい使ってしまいがちですが「なる」は動詞で、AがBに変換する状態を表します。
【例1】✖ こちらが資料になります　〇 こちらが資料でございます
【例2】✖ お値段は1000円になります　〇 お値段は1000円でございます

これらのバイト敬語と言われる言葉遣いは、仕事の場面で使うと「一般常識のない人」と思われてしまうので、知らず知らずのうちに使っていないか気を付けてみましょう。

キャリアアドバイザー　渥美敦子