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給与と仕事

最近あった転職事例です。あなたならどちらを選びますか？
20代の看護師の方で２つ同時に内定した方が居まして、どちらに入社しようか迷っていました。
１つ目は職員数5名ほどの小規模クリニックで給与がとても良い。
２つ目は職員数300名以上の医療法人で大きな組織ですが、給与は月3万円ほど低い。
この方は初任給の高いクリニックを選びました。
でもこの選択は本当に良かったのでしょうか？
小さなクリニックで5年、10年と勤務年数に応じて毎年昇給はあるのでしょうか？
昇給だけでなく、仕事のレベルアップなどもどうなのでしょうか？
給与を平均以上に高くするのには何か意味は無いのでしょうか？
私はこの看護師さんがとても心配になりました。

今だけの待遇だけでなく、将来の待遇を考えて転職先を考えることも大切です。
また、仕事の変化や組織の変化なども考える必要があります。
求人票には想定年収○○○万円～○○○万円と書かれている求人を良く見かけます。
弊社の求人にも書かれていますが、これだけを見て求人を探すのは非常に危険なことです。
なぜその年収になるのか？
自分がその年収をもらうだけの仕事ができるか？
その年収をもらうと言うことは、どのようなことを会社から要求されるのか？
このようなことを考えることが、転職で失敗しないポイントです。
お金は生活する上で大切なものですが、給与が高ければ幸せなのでしょうか？
一説には年収600万～700万の人が最も幸福感を感じているそうです。
それ以下やそれ以上の人は幸福感を感じていない人が多いそうです。
給与が低い人は生活が大変だから分かりますが、給与が年収700万～1000万以上の人がなぜ幸福感を感じていないのでしょうか？
それは常に給与が下がるかも知れないという不安、もっと高い給与の人が居るためその人に対する競争心からの不満、などがあり幸福感を感じないのでしょう。
上を見れば切りがないということです。