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なぜ短期離職するのか？

転職相談に来られる方で短期離職が何度かある方が居ます。短期離職とは数ヶ月から1年以内で退職してしまった職歴のことです。
短期離職は次の転職を非常に難しくしてしまいます。その理由は次の企業でも「またすぐに退職してしまうのではないか」と疑われるからです。そのため短期離職が2回、3回あると転職は非常に難しくなります。

短期離職が多い方の理由は様々ですが、①ブラック企業的な会社を自ら選んでしまい離職につながる場合、②会社の業績悪化を理由にリストラされる場合、③以前居た会社と比較して待遇が良くないため退職する場合、④新しく入社した企業での扱いが気にいらないために退職する場合などなどです。
私が見ていると１つの傾向として、比較的長く勤めていた企業を退職した後に転職した企業で短期離職が発生するケースが多いように感じています。
これは長く勤務していれば仕事も人間関係も慣れているため問題無くできることが、新しい職場環境ではまた1から仕事も人間関係を築いて行かなければならないため、一般的には今まで簡単にできていた仕事が上手くできなくなります。
そのような時に転職先で期待されていたパフォーマンスが発揮できないと、転職先からは「何だこの程度か」と思われることもあるでしょう。
そのような時に周囲から白い目で見られているのではないかと気にしてしまい、居たたまれなくなり退職してしまう。
転職した時には前職で長年かかって発揮できた仕事のパフォーマンスを、同様のパフォーマンスを短期間に発揮しなければならないため、かなりのパワーが必要です。
転職とはそれほど厳しいものだと覚悟してしなければならないのです。
安易な気の迷いから転職をしてしまうと短期離職を繰り返し、最終的にはどこにも受け入れられない人材になってしまいます。
しっかり自分のキャリアプランを考えた転職を心掛けて下さい。