お人好しのキャリアアドバイザー その5
短期離職の経歴は消せるか?
最近、転職相談に来られた方で前職を2週間で退職してしまった方が居ます。また、入社して1か月でもう辞めたいと言う方も居ます。
このような方は短期離職の経歴は不利になるため、履歴書や職務経歴書に記載しなくても良いですかと言います。しかし、健康保険や年金などの手続きで次の企業に前職の職歴が知れてしまうため、職歴を消すことはできません。
もし職歴を記載せずに採用され、そのことが発覚した場合には経歴詐称で採用取り消しになることもあります。
そのような危険を冒して入社後もビクビクしながら働くのであれば、しっかり経歴を記載してその経歴を見て採用したいと言う企業を見付けることです。
それよりも前に「お人好しのキャリアアドバイザー その4」でも書いたように、短期離職につながらない転職をする必要があります。
短期離職を繰り返す方は転職癖が付いてしまい、何かあるとすぐに辞める習慣が身に付いてしまっているように感じます。
このような癖や習慣はどこかで断ち切る必要があります。しかし、このような転職癖や習慣化した転職を断ち切るのは大変な忍耐力が必要になります。
1度入社した企業には会社が倒産しない限り、最低5年は我慢する覚悟が必要です。