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人を動かすマネージメント術
人材育成と人を動かす秘訣

人を動かすマネージメント術

人材育成と人を動かす秘訣

私は昭和の人間のため、Z世代と言われる今の若い人たちの考え方が理解できない時も多々あります。
私が社会人になった頃は、何度も何度も怒鳴られ、怒鳴られして育てられました。
今、そのようなことをしたら、すぐにパワハラで訴えられるでしょう。
しかし、仕事で人を育て、気持ち良く仕事をしてもらう秘訣は昔も今も同じだと思います。
山本五十六の名言に、「やってみて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」という言葉があります。
1.部下などに「仕事をさせる」時は、自分から「やってみて」手本を見せなければなりません。上司ができないことを「やれ」というのは理不尽なことですし、部下も付いて来ません。
2.上司が見本でやってみたら、次に「言って聞かせる」です。良くその仕事のやり方を分かるように説明してあげなければなりません。昔の職人の世界のように「見て覚えろ」ではダメです。
3.上司が「やってみて」「言って聞かせて」の後は、部下に仕事を任せることです。まだ心配だから任せられないでは、いつまで経っても成功体験は得られず、部下の成長はありません。
4.部下に「させてみて」、失敗することもあるかも知れませんが、何か良かったところを見つけて、「褒めてあげる」ことが大切です。
以上の4つのことをしなければ、人は育たないし、自ら動いてくれないということです。
この名言を残した山本五十六という人は第二次世界大戦で亡くなった軍人ですが、軍国主義の強制的に人を動かすことが当たり前の時代に、このような考えをもっていたというのは素晴らしいと思いますし、現在にも充分活かせる考えだと思います。

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渥美康晴
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