採用面接で求められるコミュニケーション能力
採用面接で求められるコミュニケーション能力
採用面接で不合格になる理由として比較的多いのが「コミュニケーション能力が不足しているため」という理由です。ここで言っている「コミュニケーション能力」とはどのような能力を求めているかをお話ししたいと思います。
採用面接では面接官から応募者に対して様々な質問をされます。
・志望動機
・自己PR
・今までの仕事の経験内容
・今までの勤務先を退職した理由
・今後のキャリアプラン(どのような仕事をして、そのような将来展望を持っているか)
・仕事への志向性(仕事重視か、プライベート重視かなど)
などなど他にも質問される可能性のあるものは数多くあります。
そのような質問に対するあなたの回答内容も非常に大切ですが、それ以前の前提条件として「しっかり面接官とコミュニケーションが取れるか」ということが大切です。
面接は言葉のキャッチボールですので、面接官と応募者が円滑な言葉のキャッチボールができるかどうかという点を見ています。
私も経験があるのですが、求職者の方の中には一方的に自分の言いたいことを延々と話し続ける人が居ます。これではコミュニケーション能力が低いと判断されます。
また、質問したことにひと言だけポツンと答えて、あとは何も言わない人も困ります。
皆さんも初対面の人と話した時に、一方的に自分のことを延々話す人やこちらから聞いたことにひと言だけ話して話が切れてばかりいる人とは、話していても楽しくないと感じませんか?
コミュニケーションとは相手が話し、自分が話すという交互に会話が成立することが大切です。
一方だけが話しているのはコミュニケーションとは言いません。
コミュニケーションを自分が伝えたいことを伝えれば良いと思っている人は採用面接の場面だけでなく、仕事をする上でも人と協調して仕事ができない人と思われてしまいます。
相手が話したことや聞かれたことをしっかり聞き、そのことをしっかり理解し、自分の考えを伝え、相手に理解してもらう、この一連の流れができて初めてコミュニケーションが円滑にできる人になります。
弊社の登録者の方でも登録時の面談では普通に問題無くコミュニケーションができる人で、何社応募してもコミュニケーション能力が不足しているという理由で不合格になる方が居ました。
恐らくこの方は採用面接の場面で、緊張からかも知れませんが、自分の話したいことを一方的に話すタイプか、質問されたことにひと言答えるだけの方のどちらかだと思われます。
また、今まで弊社で面談をした方の中には、職歴の内容を聞いたところ10分以上早口で説明した人が居ましたが、相手がそれを聞いていてメモも取れないことが分からないのか不思議でした。
このように相手に自分の話した内容がしっかり伝わることも大切です。
採用面接で大切なコミュニケーション能力は相手の言っていることをしっかり聴き、理解し、的確に答えることと、自分の話していることを相手にしっかり理解できるように話せることの2つができて初めてコミュニケーション能力があると判断されるということを覚えておいて下さい。