想定年収と実際の年収の違い
入社初年度の賞与(ボーナス)
入社初年度の年収が入社前の想定年収と違っていた言う人が時々居ます。
なぜ違うのかというと、想定年収には通常もらう年間の賞与額が含まれていることが多いからです。
入社初年度の賞与は、基本的に賞与の査定期間の全期間に勤務していることが賞与をもらうための条件となります。夏の賞与は6月~7月に支給されるため、査定期間は10月~3月の6か月での評価、冬の賞与は12月に支給されるため、査定期間は4月~9月の6か月での評価を反映して支給されます。
そのため初年度の賞与は夏か冬が査定期間の途中で入社するため、どちらか一方はほぼゼロとなることが多いという訳です。
それを知らずに想定年収の金額をもらえると考えていると大変な誤算となるので気を付けて下さい。
また、賞与は会社の利益を社員に分配する業績給という意味もありますので、会社の業績によっても増減します。そのため赤字の会社であれば賞与がゼロということもあります。
因みに年俸制などでもともと賞与が無く、年収額を12等分して毎月支給される場合は想定年収額との違いは無いと考えて良いでしょう。