会社の設立をお考えの方へ
夢と現実
サラリーマンの方で会社勤めが嫌になったり、自由に好きな仕事をしたいと思い、自分で事業を始めたいと考えている方は多いと思います。私が会社を設立して8年間経営して来た経験からひと言助言させて頂きます。
自分で会社を作り経営するということはリスクをすべて自分で負う覚悟を持たなければなりません。リスクとは経営は上手く行くとは限らないということです。世の中にはいろいろな予想外の出来事が起こるものです。何もなく順調に行くことの方が少ないかも知れません。私が経営して来た8年の間にも新型コロナの世界的流行があり世の中の活動が一時的にストップしました。その前にはバブル崩壊、金融恐慌、アメリカの同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災と福島原発事故など5年から10年に一度は大きなマイナス要因となる出来事が起きます。東日本大震災では私の知り合いの中堅化粧品会社の工場が被災し、そこからの大型投資をしましたが新型コロナのために行き詰まり倒産しました。
このように会社経営とは常にリスクと隣り合わせということを意識し、覚悟しなければなりません。
会社が倒産すると言うことは自分が出資したものをすべて失うということです。下手をすると家や土地などの財産もすべて失うということになります。
簡単に事業を始めようと夢を見るのも良いですが、本当にその事業に勝算があるのか?また、永続的に売り上げが上がる見込みがあるのか?ということをトコトン考えてから事業を始めるかどうか決めてください。
事業で成功するのは事業を立ち上げた中で1%以下だと思います。99%以上は失敗に終わります。
そんな確率に低いことを考えるのであれば、地道にサラリーマンを続けることをお勧めします。