退職理由について
その1
転職の際の採用面接で必ず聞かれるのが前職の退職理由です。
転職回数が多い人は早期退職の懸念があるため、以前の退職理由は確実に聞かれるでしょう。
求職者の方が言われる退職理由として意外と多いのが、「ステップアップ、キャリアアップのため」という理由ですが、これが曲者です。
1つの会社に5年以上勤務してその会社の仕事内容や組織を熟知した上で、その会社ではどうしても自分のキャリアアップが達成できないと感じたため、キャリアアップやステップアップを目指して転職活動をするということであれば良いと思います。
しかし、半年、1年、2年の勤務でステップアップのために転職というのは少し疑問符が付いてしまいます。
半年、1年、2年でその会社での仕事や組織が熟知できたというのはどうでしょうか。
その方はその会社の仕事や組織が熟知できて、限界を感じたというかも知れませんが、次の会社の人事担当はそれを聞いてどう思うかです。
一般的には「この人を採用してもまた同じ理由で早期退職するのではないか」と考えると思います。
退職理由は採用担当者がその理由を聞いて「なるほど、それは退職しても仕方ないですね」と思える理由を考えた方が良いでしょう。
単純に上司が嫌で辞めたのだから、そんな理由を考えるのは無理だという人は、その時点で転職が厳しくなると思った方が良いでしょう。
退職理由に関しては、信頼するエージェントと良く相談してみて下さい。