会社を辞める時 その5
失業保険について
~ 失業保険について・1 ~
在職中に雇用保険に加入していれば、失業保険を受給することができます。ただし、雇用契約期間が、31日以上あり、週の労働時間が20時間以上あることが必要です。
パートタイマーであっても条件を満たせば雇用保険に加入できます。長期間パートタイマーで働いていても、週の労働時間が、例えば週4日×4時間などの場合は条件を満たしていないので、注意してください。
失業保険をもらうには、いろいろな手続きが必要ですが、最も重要な書類は「雇用保険被保険者離職票」→略して「離職票」です。
離職票には、「離職票-1」と「離職票-2」がありますので、必ずセットで受領してください。
「離職票-1」のみを交付する会社もあるようですが、これだけでは失業保険は受けられませんので、きっちりと「離職票-1と2を両方ください」と請求しましょう。
「離職票-1」には、離職者氏名、被保険者番号、離職年月日、事業所名などが印字されているので、間違いがないか確認しましょう。
「離職票-2」では左反面に「離職の日以前の賃金支払状況」等が記載されています。失業保険は直近6ヵ月の賃金額をもとに計算されるので、要注意です。右反面には「離職理由」欄があり、失業保険の給付日数は退職理由がとても重要な判断要素になるため、間違いがないか必ず確認してください。離職理由は給付制限期間にも影響します。
キャリアアドバイザー 渥美敦子