転職回数が多くなる要因
短期離職の方は要注意
転職市場では20代~30代で転職が3回以上、40代~50代で転職が4回以上になると、次の転職が非常に難しくなります。
特に1社目が5年以上勤めていて、2社目と3社目が1年以内に離職している人は要注意です。
1社目が5年以上と長く勤めていた場合、初めて転職した時に前の会社とのギャップにかなり苦しみます。
また、1社目で5年以上勤めていると後輩や部下も出来てきますが、転職と同時に次の会社では新入社員となるため、年下の先輩にその会社の仕事の仕方を教えてもらうことになります。
その時にプライドを傷つけられることも多々あります。
「前の会社ではこうしていたのに、なぜこんなやり方をするのだろう?」という仕事の仕方の違和感や新しい会社での人間関係の構築に苦労することも多いはずです。
私が転職相談を受けた30代~50代の方で転職回数が多くなる方の傾向は、1社目が長く、2社目、3社目と転職回数が増えるにしたがって在職期間が短くなっていく傾向の方が多いように感じています。
数か月~1年以内の短期離職は絶対に避けるべきです。
特に人材紹介会社を利用して転職する場合、1回でも短期離職がある方は非常に求人紹介が難しくなります。その理由は人材紹介会社から紹介されて就職した方が1年以内に退職した場合、採用した企業は大損することになるからです。だから短期離職が1回でもある人は書類選考で落とされることが多くなります。
重要なのは転職したら経験や役職や成果は一度キャンセルされるということです。
過去の栄光は忘れて新しい組織でまた1からスタートする気持ちで転職することが大切です。
前の会社の方が良かったと少しでも後悔するくらいなら転職は絶対しないことです。
また、転職してみたら前の会社より待遇が悪かったというのも良く聞きます。これもいろいろなケースはありますが、転職した年は一旦年収は100万以上下がるのが一般的です。これくらいは覚悟の上で転職をして欲しいと思います。
転職したらバラ色の人生が待っているという夢を追って転職することは非常に危険だという事です。