転職回数が多くなる要因と対策
短期離職をしないために
「お人好しのキャリアアドバイザー その８」で短期離職になる要因についてお話しましたが、今回は転職回数を増やさない方法についてお話したいと思います。
退職したいと思う主な理由とは
１．仕事が合わない(キャリアチェンジやキャリアアップも含む)
２．人間関係(上司や同僚などに嫌いな人や合わない人が居るなど)
３．仕事がハード(長時間労働や休みが取れないなど)
４．急な転勤や異動
５．子育てや家族の介護
６．会社の倒産や会社の経営状態の悪化
上記6つに90％以上の方の転職理由が含まれるのでは無いでしょうか。
この中で６の会社都合の場合は、どうしようも無いため転職の際も影響は無いと言えます。
特に注意が必要な理由は１～３の理由です。
ことわざに「石の上にも3年」と言うことわざがありますが、どんなに苦しくても3年は我慢しなさいという意味です。あまりに酷い待遇のブラック企業であれば我慢することによって健康を害してしまいますので、辞めた方が良いと思いますが、それ以外はできる限り転職という選択はしない方が良いでしょう。
どのような問題でも解決策は必ずあると思います。
ひとりで考えても解決しないことも複数の人(できる限り3人以上の方)に相談をすることです。相談相手も友達や同僚など同年代の方ばかりでなく、様々な年代の方に相談してみて下さい。
というのは友達や同僚はどうしてもあなたと同じ考えになるため、辞める方向に意見がまとまってしまいます。あなたよりも年上の方であれば、あなたよりも経験が豊富でしょうし、同じような経験をして解決したり、失敗したりした経験も持っているかも知れません。
以前から何度かこのコラム内で申し上げて来た言葉ですが、「転職すればすべての問題が解決するという幻想は抱かない」ということです。
キャリアアップのためという場合も1社で5年～10年経験した上で、今の会社ではどうしても実現できないことがあるために、それを実現できる会社を探して転職するのであれば良いと思います。
くれぐれも安易な転職だけは避けるように心がけて下さい。