理想の年収と現実の年収
どのようにして年収を上げれば良いか
転職する際に現在の年収と同じか、少し上げたいと考えるのが一般的ですね。
転職するの年収ダウンするのでは転職する意味がないと考える方が多いかと思います。
しかし、現実はそれほど甘くはありません。
今まで仕事をして来た会社では経験と実績を評価されて給与が少しづつ上がったのではないでしょうか。
営業などでインセンティブが付いて、ある年が急に大幅に年収が上がる人もいるかも知れませんが、インセンティブは常に貰える訳ではありませんので、固定給の部分で見なければならないかと思います。
そう考えると給与は経験と実績を基にした会社からの評価で上がって行くのが一般的です。
そのため転職する際は会社が変わるため、一旦それまで居た会社の評価(給与)を参考に給与を検討することが一般的ではありますが、転職した会社で実績を上げられるかどうかは未知数のため年収を少し下げて様子を見た上で給与を上げるというのが一般的かと思います。
ところで市場価値という話ですが、転職市場であなたの経験や実績、スキルがどれほど貴重であり、欲しがられているスキルなのかということで市場価値は決まります。
例えば、最近の傾向ではITエンジニアの20代～30代前半の実績がある人材は非常に転職市場に少ないため、提示される年収も非常に高くなる傾向です。
一方で一般事務職は求人倍率も0.5倍前後と求職者の方が圧倒的に多く、求人を取り合っている状況のため、求人を出せば、いくらでも人が集まる状況です。そのような状況では経験があっても平均的な年収は300万～350万くらいと低くなっています。
最近の登録者で営業から事務職にキャリアチェンジしたいが、年収は下げたくないという方が居ましたが、これは無理というものです。
キャリアチェンジではどのような職種でも一旦は未経験になるのですから年収は必然的に下がります。
このような現実をしっかり見据えた上で転職するのかしないのかを決めた方が良いでしょう。
また、現在の年収が正当なものかどうかという点では、同じ職種で同じくらいの経験年数の他の企業の方の年収と比較すれば参考にはなるかと思います。
しかし、企業規模によっても差がありますので、一概には言えないかと思います。
私は転職活動をしてみて自分の市場価値はどれくらいかを調べてみたこともありますが、意外と低いなと感じました。逆に勤めていた会社の待遇が意外と良いというのも知ることができたのは良かった点です。
自分の市場価値はどれくらいの年収なのだろうと気になっている人は転職活動してみれば分かるのでは無いかと思います。
意外と今の会社の待遇が良いと言うことに気づくかも知れませんし、逆にこんな低い給与で働いていたのかと気付くかも知れません。