人事からの目線
今までのスキルや経験の棚卸し
最近、ある企業の人事担当者の話を聞く機会がありました。
その方の話によると、近頃の転職マーケットは売り手市場であり、特に若手の人材は引く手あまたであるため『自分を過信していることが多い』のだそうです。
何故かというと、簡単にネット広告などから入れる、転職のマッチングシステムで年齢、職種、希望年収、勤務地などを入力し自分で応募するので、仮に当てはまる会社が見つかり転職できたとしても、入社後に自分の能力以上の仕事を求められ、またコミュニケーションが上手くいかず挫折してしまう人が増えているというのです。
その結果、短期離職に繋がる結果になってしまうということでした。
企業側もせっかく転職してきてくれたのだからと、育成体制を整えサポートし活躍の場を用意していても、ミスマッチにより求職者も企業側も残念な結果になってしまいます。
若手求職者で自分は大丈夫と考えていても、自分ひとりではなかなか客観的に自分自身のことを捉えることは難しいものです。
できれば、ベテランのキャリアコンサルタントのいる紹介会社などに相談して、今までのスキルや経験を棚卸しし職務経歴書を作成して自分自身の振り返りすることが大事だと思います。
キャリアアドバイザー 渥美敦子