自信を無くした20代の求職者の方
大学卒業後2年間で4社経験
最近あった相談の方ですが、大学を卒業してから2年間で5社に勤務しましたが、どの企業も短期間で退職してしまい自信を無くしているという求職者が居ました。
そのためもうどこも就職できないと完全に自信喪失していました。私が聞いていると自信喪失というよりも就職への恐怖心のようなものを感じました。また同じことになるのでは無いかという恐怖心です。
このような方はなぜ退職することになったかをしっかり分析することも大切かと思いますが、それよりも大切なことは自信を付けさせることかと思います。
小さな成功体験の繰り返しを積み重ねて、少しづつ自信を付けてもらうことでしょう。
しかし、その一歩が踏み出せなくなっている方も居るかも知れませんから、焦らせずに時間をかけてゆっくりと就職活動を進めて行くことでしょう。そのためにトライアル採用のように仕事を体験してみるということも必要かも知れません。大学生がやっているインターンシップのようなものです。
この方は転職回数が多いことを問題だと思っているため、まだこれから長く続けられる職場を見つけられる可能性が高いと思います。
この方にひと言アドバイスしたのは「過去はいくら悔やんでも変えられないのだから、未来を見て前向きに進むしか無いのではないでしょうか」と言うことです。
ちなみに最近の20代の方で、同じような事例が増えて来ているように感じます。
これはネット社会が進んだ影響からかも知れません。人と人との対面コミュニケーションが苦手な20代が増えているということかも知れません。
これからの世界はコンピュータのバーチャル世界が中心になるとも言われていますが、最終的にはまだまだ人と人とのコミュニケーション能力は問われるかと思います。
人と会うこと無しには仕事は進まないかと思いますので、どのような仕事でもコミュニケーション能力は求められることでしょう。