睡眠の借金
気づかないうちに体を蝕む
「睡眠負債」という言葉は聞いたことはありますか?
睡眠負債とは「意識しない程度に毎日わずかずつ積み重なる睡眠不足」のことです。
睡眠不足は一日単位で「夕べは三時間しか眠れなかった、、」など単発的なことですが、睡眠負債は、毎日わずかずつの睡眠不足が継続的、慢性的な睡眠障害です。
睡眠負債を抱えているという自覚もなく、自覚症状も無いため見過ごされがちですが、知らず知らずのうちに体が蝕まれていく可能性があります。
言うなれば睡眠の「借金」が少しずつ溜まり返しきれなくなると健康被害が出てきます。
本来、成人の場合1日6時間半~7時間半が必要です。睡眠負債に陥らないのが一番です
が、最近なんとなくスッキリしないなど感じるようでしたら、睡眠時間をどのくらい取っているか意識してみるとよいと思います。
「寝だめ」では、睡眠負債は解消されず、かえって健康をそこねてしまいます。
睡眠時間が6時間未満の人は要注意です。
6時間睡眠が2週間続くと、脳のパフォーマンスは1晩徹夜した後と同じレベルになり、4時間睡眠が1週間後には、2晩徹夜明けと同じくらい低下するそうです。
仕事の効率が下がってきたら、睡眠負債を疑ってみましょう。
キャリアアドバイザー 渥美敦子