言い換え力
決まりきった言葉・子どもっぽい言葉
友達同士でのお喋りは楽しいものですし、仲間内で一人だけ硬い言葉を使っていては、
場がしらけてしまうので、つい決まりきった言葉を使いがちです。
例えば、、「やばい」などは不利な状況が迫っている時に使われますが、「やばい、美味しい」などとプラスの意味で使われることもあり、一つの言葉で共有してしまうので、友達同士の会話では、ほとんど語彙が増えることはないでしょう。
ただ社会人としては、子どもっぽい話し方、言葉遣いをしていると、そのことでかなり損をしてしまいます。やはり『きちんとした大人の言葉遣い』というものが必要で、そのためには言葉遣いを練習する必要があります。
少し例をあげると、、、つい使ってしまいがちな「なるほど」は『おっしゃる通りです』『確かにそうですね』『〇〇さんのお話はごもっともです』などと場面や相手の立場に応じて言い換えることができます。
「大丈夫です」は『差し支えありません』『支障ありません』と言えば大人の言葉遣いと言えるでしょう。
このように言い換えることができれば、相手に信頼してもらい、安心感をもってもらうこともできます。
ちなみに、何かをお断りする時にも『大丈夫です』と言ってしまいがちですが、まわりくどくなりますので『お気持ちだけいただきます』や『お構いなく』と言い換えましょう。
『結構です』と言う場合もありますが、言い方によってはキツくなりますので気をつけましょう。
このように「言い換える」ことができれば、コミュニケーションの幅も広がり、仕事に対する自信が持てるようになりますから、意識して言い換える練習をするのも楽しいと思います。
キャリアアドバイザー 渥美敦子