深呼吸
意識的に深く呼吸する
近年の長らく続いたマスク生活によって「浅い呼吸」になっていることが指摘されています。実は浅い呼吸はいろいろと心身の不調を招く要因になっているのです。
まず、肺が本来持っている換気能力を使い切ることができず、体全体への酸素の供給が低下してしまいます。それによって慢性的な疲労感や集中力の低下などが起こったり、ストレスを感じたり不安感が引き起こされたりするのです。意外と呼吸が浅いことが原因とは考えないのではないでしょうか。
また、長期間、浅い呼吸が続くと血圧の上昇、心臓や血管系の疾患リスクが高くなる、免疫系の低下、肩こり・腰痛の原因になることもあるそうで、怖いですね。
それに対して「深呼吸」は自律神経を整えてくれます。副交感神経が優位になるため緊張や興奮が和らぎリラックスできます。ストレスも緩和され酸素をたくさん取り込むことで疲労の回復にも効果があります。また、セロトニンという幸せホルモンの分泌を促すことができます。
このように浅い呼吸と深い呼吸では真逆の効果がありますので、たかが呼吸とあなどらず、意識して深い呼吸をしてみましょう!
キャリアアドバイザー 渥美敦子