転職相談はエージェントにお任せ
人材紹介会社を選ぶなら転職エージェント比較の「エージェントパーク」

私の歴史 NO.16
人材紹介会社の設立から経営 NO.5

私の歴史 NO.16

人材紹介会社の設立から経営 NO.5

前回は会社を設立して1年目は何とか収支トントンというところまで漕ぎ着けたお話をしました。
さて2年目となる2018年度は何とか黒字にすることを念頭に年度当初から毎月の目標を決めて活動を開始しました。丁度その頃に専門学校時代にお付き合いのあった高校の先生が転職して大病院の付属看護学校の事務長をされていましたので、看護師の卒業生を紹介してもらおうとご挨拶にお伺いしました。
しかし、看護師不足の時代に看護師不足を補うために病院は看護学校を作り看護師養成をしているのですから、卒業生を人材会社に紹介するなどとんでもないことなのです。もしそんなことが病院や看護学校関係者に発覚したら事務長は即解雇となるほど大変なことです。
そんなことからご迷惑をお掛けできないため諦めたのですが、その代わりに良い情報をもらうことができました。
それは中国人の看護大学を卒業した人たちや看護師をしている人で日本の病院で働くために日本の看護師資格を取得するために日本への留学を手助けしている財団法人があり、そこで就職先の病院を探しているという情報でした。
中国人看護師は日本語学校でN1を取り、次に日本の看護師国家試験の受験対策予備校で1年~2年勉強して日本の看護師資格を取るため、その間の学費や生活費が必要となりますが、コンビニなどで夜のアルバイトをしていては国家試験の勉強をする時間がありません。
そのため日本人の看護学校に通う学生も良く使っている病院の奨学金制度と同じ方法で奨学金を出してもらえる病院を探していたのです。
そこで専門学校時代に親しかった病院の事務長に相談したところ興味をもってくれ、その病院の理事長に話してくれました。その病院の理事長は即座に興味を持ち、すぐにその学生たちを会いたいと言ってくれました。
そして第1回の面接は10名の学生たちと会って頂くことになりましたが、恐らく5名くらいを採用してもらえれば良いと思っていたところ10名全員を気に入り、全員受け入れてもらえることになりました。
財団法人の方も1つの病院で全員受け入れてもらえることにビックリしていました。
しかもその病院の理事長は中国人の看護師のタマゴたちを気に入り、もっと居れば受け入れると言ってもらえました。結局、さらに5名の合計15名の受け入れをしてもらったのです。
この件が弾みとなり、他の売上も上がり2年目は黒字にすることができました。
そして3年目の2019年度は更に売上が上がり過去最高の売上となったのです。
このまま好調な業績が続けば設立時に借りた借金もすぐに完済できると思いました。
しかし、2019年度(2020年)の1月~2月に不穏なニュース報道が出始めました。
中国で未知の肺炎が流行し始めたというニュースです。
最初は遠い国の出来事と思っていましたが、中国人看護師の支援をしている財団法人はすぐに打撃を受けましたが、弊社にはあまり影響は無いと甘く考えていたのです。
(次回に続く)

株式会社A・プレースメント
渥美康晴
しっかりあなたの悩みや希望をお聞きした上で、本当に良い職場やお仕事の選択ができるように支援して...

著者プロフィール>>

03-6262-8582

営業時間

10:00~18:00

定休日

土・日・祝日(ただし土日祝も応相談可能)

備考

メール応募は24時間受付中です。

転職相談 電話エントリー