ストレスについての基礎知識
その1
~ストレスの基礎知識~
その① ストレスとは?
日々の生活の中で「ストレスがあるから…」とか「ストレスのせいだよ…」などと何気なくストレスという言葉を使っていると思います。
そんなストレスについて、ちょっとした基礎知識をお伝えしたいと思います。
学問的に確立された定義はまだありませんが、二つのストレス反応と行動の変化を合わせたものを「ストレス」と総称しています。
ストレス要因によって引き起こされた「不安・イライラ感・不満・怒り・抑うつ気分」などの「精神症状」と「疲労感・食欲不振・胃痛・下痢・不眠」などの「身体症状」、喫煙や飲酒量の増加など行動の変化です。
放っておいてストレス反応が持続してしまうと、不眠症・不安障害・うつ病などメンタルヘルス不調が生じますし、高血圧・胃、十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・がんなどの恐ろしい病につながりかねません。
ストレスを放っておくと良いはなさそうです。
またストレスの要因としては、皆さんも一度くらいは経験したこともあるでしょうか?
仕事での要因である、職場環境・人間関係・仕事の将来性に対する不安。
個人的な要因として、年齢のこと、性別、家庭の問題などがあり、職場のストレス要因が非常に強い場合や、ストレス要因がいくつか重なった時に、何らかの健康障害が発症します。
自身の健康状態をよく観察し、ストレスが原因ではないか? ふり返ってみてはいかがでしょうか? ストレスの要因が取り除ければ、体調も良くなることでしょう。
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種合格 渥美敦子