クルンボルツの理論
偶然の出来事が人生を決める
クルンボルツという学者が提唱したプランド・ハップンスタンス理論では個人のキャリアは意外と偶然の出来事に左右され、それにより望ましい方向へと影響することが多いと考えました。特に人との偶然の出会いが影響力が強いとされています。
偶然の出来事をキャリアに活かすためには下記の5つのスキルが必要ということです。
1.好奇心・・・新しい学びの機会を模索
2.持続性・・・失敗しても努力し続ける
3.柔軟性・・・姿勢や状況を変えることを進んで取り入れる
4.楽観性・・・新しい機会は実行・達成ができると考える
5.冒険心・・・結果が分からなくても行動できる
以上の5つのスキルを磨き、発揮することで個人の望ましいキャリアに向かって行けるということです。
具体的に言うと人生の中で職業選択に関わることは意外と偶然に出来事に左右されていることが多いということです。
子どもの頃に見たテレビや出会った人の職業などに憧れるということは多いですね。例えば子どもの頃はケーキ屋さん、バスや電車の運転手さん、パイロット、保育士さん、小学校の先生、看護師さんなどになりたいという子どもが多いのはそのような職業の人に出会って憧れたからです。
その後、大人になると現実を考えて、またその後に出会った職業によって、徐々になりたい職業も変わって行きますが、その時にも偶然の人との出会いや出来事に左右されていることが多いのです。
そのようなチャンスを逃さないためにも先に挙げた5つのスキルを常に磨き、向上させる必要があるのではないでしょうか。
また、キャリアの目標としてキャリア・ビジョンも大切だと言っています。
自分の有りたい姿に向けて、何が阻害要因かを考え、それを解決する方法を考えれば目標に近づけるということです。はじめからダメだと決めつけないで、できると信じて行動してみることも大切です。